食事を抜くなら断然夜!胃腸を休めて健康になろう!
ダイエットのために食事を抜くとしたら、朝と夜、どっちを抜くべきなのでしょうか。
答えは、断然、夜です。朝に食事を抜くのは、デメリットこそあれど、メリットはありません。しかし、夜に食事を抜くと、驚くほどのメリットがあるのです。
朝はどうしてもエネルギーが必要
朝一番は、体温を上げるために、そして朝からの活動エネルギーを補充するために、できることならカロリーが必要です。
それほどたくさん食べる必要はなく、お粥1杯だけでもまったく構いません。それでも、朝は、食事を抜くよりは食べたほうが断然いい時間帯です。
夜はあまりエネルギーがいらない
対して、夜は食事を抜いたとしても、眠るだけなので、さほどエネルギー補充がいりません。したがって、カロリーをとる必要があまりないのです。
また、夜に食事を抜くと、眠る時間をはさむため、長時間断食することになります。実は、これがとてもよい効果を示します。以下に、その効果をくわしく書きましょう。
胃腸は休みを欲している
1日3食だと、胃腸が空になる時間が少ないです。したがって休む暇がなく、胃腸に疲れがたまリます。
胃腸に負担の少ない食事回数は、本来は1日2回ほどです。昔の日本人やヨーロッパの人々は、よほどの肉体労働でない限り、1日2食でした。
胃腸を休ませると内壁が掃除されて元気になる
胃腸は、空になって休む時間が取れると、自らの掃除を始める臓器です。
胃は、空になると、内壁の凹凸にたまった食べ物のカスを、自分で動いて掃除し始めます(この時にお腹が鳴るのです)。小腸も勝手に動いて、絨毛の間にたまった食べ物のカスを掃除し始めます。
夕飯を抜くと、だいたい15~16時間断食することになります。この時間で、胃腸は自分の内壁の掃除をよく行えるのです。
これが、胃腸を休ませると胃腸が元気になる理由になります。
胃腸が元気になるとミネラル・ビタミンの吸収が良くなる
胃腸が元気になる、イコール、胃腸内壁がきれいになる、なので、栄養の吸収がよくなります。
脂肪や炭水化物の吸収も、多少よくなってしまうのですが、それ以上に、ミネラルやビタミンの吸収率がよくなることの恩恵が大きいです。これまで食材やサプリで補充していても、吸収できなかった栄養素が吸収できるようになります
ミネラル・ビタミンの吸収が良くなると体が自然と元気になる
これまであまり吸収できていなかった、ミネラルやビタミンなどの栄養素が十分に吸収できるようになると、体が自然と元気になってきます。
貧血などもだんだん治ってきますし、冷えや不定愁訴が軽減されることもあります。肌への栄養も十分供給されていきます。
やせ過ぎでなければ1週間夕飯抜きを続けるとよい
1回夕飯を抜くだけでも、胃腸はずいぶん休まります。
ですが、徹底的に胃腸の大掃除をしたいのだったら、1週間連続で夕飯抜きをするといいでしょう。摂取カロリーが抑えられてダイエットにもいいですし、胃腸がすこぶる元気になります。
ただ、夕飯を抜く時でも、カフェインやカロリーを含まない水分はきちんととるようにしてください。脱水に陥ると大変に危険です。
生活習慣病予防士でもある院長のツノダです。低体温や不定愁訴は食事や運動でかなり改善できます。ネットの知識より対面で相談を!