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血行はよくしてこそ意味がある!血流改善薬膳3種類

十分な血がないと十分な血流が得られない

ことを、前の記事でお話しました。

薬膳では、十分な血流を得るためには、十分な血がいるだけでなく、体の巡り(気の巡り)と血の巡りを同時によくしなければならないと考えます。

そこで、この記事では、気の巡りと血の巡りを同時に整える薬膳を3つ紹介します。

イカとセロリの紅花炒め
セロリの緑と紅花の赤が美しい一品です。

【材料】
・紅花ふたつまみ
・セロリ2本
・冷凍イカ200g(胴のみ)
・生姜1かけ
・調理酒大さじ2
・塩少々
・コショウ少々
・ごま油大さじ1

紅花は血行を良くする代表的な生薬です。セロリを始めとした香味野菜は気の巡りをよくします。

ちなみにイカは、血を補い、生理不順などの婦人科のトラブルによいとされる食材です。

【作り方】
・イカは解凍し、食べやすい大きさに切る
・切ったイカには調理酒大さじ1を揉み込んでおく
・セロリは茎と葉を分け、葉はざく切りにし、茎は斜め薄切りにする
・生姜はみじん切りにする
・フライパンに油を熱し、生姜を炒める
・生姜の香りが立ったらイカを入れて炒める
・イカに火が通ったらセロリと紅花を入れてさっと炒める
・調理酒大さじ1,塩、コショウを振り入れて炒め合わせて完成

タコとバジルのにんにく炒め
香ばしく焼き上げたにんにくのホクホク感と、タコの味がやみつきになります。

【材料】
・ドライバジル小さじ2
・にんにく6かけ
・タコのブロック1パック(約150g)
・オリーブオイル大さじ2
・白ワイン大さじ2
・顆粒コンソメ小さじ1/2
・塩少々
・コショウ少々

バジルは気の巡りだけでなく、血の巡りも良くする香草です。にんにくは体を温め、血の巡りをよくしてくれます。

タコは気と血を同時に補ってくれ、体を強くしてくれる食材です。

【作り方】
・タコは食べやすい大きさに切る
・にんにくは半分に切り、中の芯を取り除く(焦げやすいため)
・フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れ、弱火でこんがりと炒める
・タコ、白ワインを入れてさっと炒める
・バジルを入れてさっと混ぜる
・コンソメ、塩、コショウを振り入れて混ぜ、味付けして完成

卵とチンゲン菜のカレー風味炒め
カレーの風味で食が進みます。

【材料】
・チンゲン菜3株
・カレー粉小さじ1/4
・卵4つ
・塩小さじ1/4
・顆粒コンソメ少々
・サラダ油大さじ1/2

チンゲン菜は血の巡りを良くする野菜の代表です

。カレー粉に一番多く含まれるスパイスであるターメリックも、血の巡りを良くする生薬になります。カレー粉には他にもたくさんのスパイスが含まれていますが、それらは気の巡りをよくしてくれます。

卵は血を補うのにいい食材です。精神不安や不眠にも効きます。

【作り方】
・卵に塩と顆粒コンソメを加えてよく混ぜる
・チンゲン菜は半分に切り、根元の部分は四つ割りにする
・フライパンに油を熱し、チンゲン菜を炒める
・火が通ってきたら卵を流し入れ、混ぜながら炒める
・卵が固まったらカレー粉をふりかけてよく混ぜて完成

まとめ
気血の巡りを整え、血行を促進する薬膳を3つ紹介しました。紅花以外の食材はすべてスーパーで揃いますので、気軽に挑戦してもらえればと思います。

紅花は中華食品店かハーブ専門店で手に入ります。ハーブ専門店で買うときはサフラワーの名前で売られているでしょう。Amazonや楽天で購入することも可能です。




薬膳 血を補う食材 十分な血流は十分な血液から!血を作る薬膳3種類




十分な血流は十分な血液から!血を作る薬膳3種類

あなたの血流は十分ですか?

血流が不十分だと、体中に十分な酸素も栄養も運ばれません。よって、だんだんと体が不調になってしまいます。

十分な血流に必要なことの1つは、十分な量の血の確保です。

薬膳では、十分な血は十分な体力(気)から生まれると考えられています。

この記事では、十分な気と血を補う薬膳を3つ紹介します。

牛肉のカラフル炒め
【材料】
・ピーマン1個
・黄パプリカ1個
・あさつき1束
・牛肉薄切り200g
・ごま油大さじ1
・枸杞の実大さじ2
・しょうゆ大さじ2
・きび砂糖小さじ2

ピーマン、パプリカ、あさつきは気を補う作用があります。牛肉とごま油は気と血の両方を補う作用があります。枸杞の実は血を補う生薬です。

また、十分に気が巡らないと、十分に血が巡らないと薬膳では考えるのですが、ピーマンとパプリカは気を巡らせる働きも持っています。

【作り方】
・枸杞の実を水洗いしておく
・ピーマンとパプリカを乱切りにする
・あさつきを5cm幅に切る
・熱したフライパンにごま油を引き、牛肉を炒める
・ピーマンとパプリカも加えて更に炒める
・ある程度火が通ったら、あさつき、枸杞の実、醤油、砂糖を入れて炒め合わせる
・すべてに火が通ったら完成

鶏レバーと玉ねぎの赤ワイン煮
【材料】
・鶏レバー600g
・玉ねぎ1/2個
・赤ワイン200ml
・醤油大さじ3
・蜂蜜大さじ3
・生姜2かけ

蜂蜜と生姜は体力を補い、消化を促進して栄養吸収をよくしてくれます。鶏レバーはおおいに血を補う食材です。赤ワインと玉ねぎは気と血を巡らせる効果があり、鶏レバーで補った血を巡らせます。

【作り方】
・レバーは一口大に切って脂肪と血玉を取り除き、よく水洗いする
・玉ねぎはくし切りにする
・生姜はみじん切りにする
・鍋に赤ワイン、醤油、蜂蜜を入れ、レバーを入れて生姜と玉ねぎを散らす
・鍋を火にかけ、ひと煮立ちしたら中火にする
・時々混ぜながら煮汁が少し残る程度に煮詰め、完成

干しぶどう入り牛肉肉じゃが
【材料】
・じゃがいも中4つ
・牛肉薄切り200g
・にんじん1/2個
・レーズン大さじ2
・玉ねぎ大1個
・酒大さじ5
・みりん大さじ5
・きび砂糖大さじ1と1/2
・しょうゆ大さじ5

じゃがいもはを補う作用があります。牛肉は、上でも書いたように気と血を補う食材です。にんじんとレーズンは血を補う食材で、特にレーズンは気も補ってくれます。

血とはまったく関係ありませんが、レーズンはむくみをとるという嬉しい効果も持つ食材です。玉ねぎは、上に書いたように気と血の巡りをよくし、血行を促進してくれます。

【作り方】
・牛肉を食べやすい大きさに切る
・じゃがいもは皮をむき、一口大に切る
・にんじんは皮をむき、乱切りにする
・玉ねぎはくし切りにする
・鍋に調味料をすべて入れ、沸騰させる
・鍋に牛肉をすべて入れ、ほぐしながら火を通す
・火が通ったら牛肉を取り出す
・調味料が入った鍋にじゃがいも、玉ねぎ、にんじん、レーズンを入れて混ぜる
・煮崩れないよう、何度かそっと混ぜつつ15分ほど煮る
・牛肉を鍋に戻し、そっと混ぜ合わせて5分煮る
・火を止めて冷まして味を染み込ませたら完成

まとめ
気と血を補い、ある程度血行も促進する薬膳をまとめました。薬膳では、手に入りにくい食材を要求されることも多いです。ですが、この記事の薬膳は、すべてスーパーで手に入る食材で作れるよう配慮してあります。気軽に作ってみてください。

 

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精力(陽気)芯から冷えるあなたに精をつける薬膳3種類




芯から冷えるあなたに精をつける薬膳3種類
体が芯から冷える人は、薬膳では精力(陽気)が不足していると考えます。

院長のツノダです。

本日は薬膳の専門家に体を温めるレシピを教えてもらいましたので冷えで悩む女子に紹介です。

 

精力はいくら補っても補い尽くすことはありません。下に紹介する薬膳をいろいろ食べて、体質改善を図りましょう。

桜えびとニラのチャーハン
桜えびの香ばしさがおいしい一品です。

【材料】(2人分)
・桜えび大さじ2
・ニラひと束
・白ごはん丼2杯(400g)
・卵2個
・にんにく2かけ
・ごま油大さじ1
・醤油少々
・塩少々
・コショウ少々

エビは精力をつけ、体を温めてくれる食材の代表格です。ニラは体を温め、精力をつけるのを助けてくれます。ちなみに、卵は血を補い、にんにくは血行を促進してくれます。

【作り方】
・ニラとにんにくはみじん切りにする
・卵とご飯を混ぜ合わせる
・フライパンに油を入れて熱し、にんにくを炒める
・香りが立ったら卵ご飯を加え、ほぐしてパラパラになるまで炒める
・しょうゆ、塩、コショウで味を調える
・ニラと桜えびを加えてさっと炒めたら完成

牡蠣とニラの炒めもの
少し値段の張る牡蠣ですが、これが要となる一品です。
【材料】
・牡蠣100g(加熱用むき身1パック)
・ニラひと束
・オイスターソース大さじ1/2
・片栗粉適量
・醤油大さじ1
・みりん大さじ1
・ごま油大さじ1

牡蠣は、魚介類の中では特に精力を補ってくれる食材です。ニラは、上に書いたように、体を温め精力をつけるのを助けてくれます。オイスターソースは牡蠣の旨味を凝縮しているので、牡蠣の効果も凝縮しています。

【作り方】
・牡蠣は片栗粉を振って2,3回流水で洗う
・ニラは5cm幅に切る
・牡蠣に片栗粉をまぶしておく
・オイスターソース、醤油、みりんを合わせておく
・フライパンにごま油を熱し、牡蠣を軽く炒める
・ニラを入れて軽く炒める
・合わせ調味料を入れてざっと炒め合わせたら完成

・ラム肉のピリ辛あんかけ
ラム肉その他が精力を補い、にんにくと唐辛子が血行も促してくれます。

【材料】
・ラム肉100g
・くるみ20g
・生姜1かけ
・にんにく1かけ
・赤唐辛子小口切り2本分
・ピーマン1つ
・にんじん1/2本
・ごま油大さじ1
・豆板醤小さじ1
・オイスターソース小さじ1
・みりん大さじ1
・塩ひとつまみ
・水150ml
・片栗粉大さじ1

ラム肉とくるみは精力を体によくつける食材で、体を温める食材でもあります。

生姜、にんにく、唐辛子は体を温め、にんにくと唐辛子は血行もよくします。

薬膳では、血の巡りをよくするには気の巡りをよくする必要があると考えますが、ピーマンは気の巡りをよくします。

また、十分な血流には十分な血が必要ですが、にんじんは血を補う食材です。

【作り方】
・ラム肉は一口大に切る
・にんにくと生姜はみじん切りにする
・くるみは乾煎りして荒く刻んでおく
・ピーマンは縦に八つ切にする
・にんじんは薄切りにする
・豆板醤、オイスターソース、みりんを合わせておく
・熱したフライパンにごま油を敷き、にんにくと生姜を炒める
・香りが立ったらラム肉を入れて炒める
・火が通ったらピーマン、にんじん、くるみを入れて炒める
・合わせ調味料で味をつける
・水を入れ、混ぜて火を止める
・小さじ1杯の水(分量外)で溶いた片栗粉を回し入れる
・混ぜてからひと煮立ちさせて完成

まとめ
芯から冷える人向けに、体に精力をつけることを目的とした薬膳を3つ紹介しました。

精力をつける食材で手に入りやすいものは、他に、
・黒米
・山芋
・黒豆
・ブロッコリー(カリフラワー)
・キャベツ
・なめこ
・干し椎茸
・黒ごま
・くり
・松の実
・カツオ
・干し貝柱
・ほたて
・ムール貝
・鶏レバー
などがあります。上手に食生活に取り入れて、体を芯から温めましょう。



アロマセラピー 免疫力このアロマがあなたの免疫を整える!




アロマセラピー 免疫力このアロマがあなたの免疫を整える!どんな使い方がよい?

コロナ禍の今、免疫力を整えるのは喫緊の課題です。

 

免疫力を整えるには普段の生活をしっかりすることが大事です。しかし、安心が欲しい場合は、アロマに頼ってみましょう。

 

この記事では、免疫を整える精油の一覧と、それらの使い方を紹介します。

 

免疫促進・調整効果がある精油一覧

・オレガノ

スパイシーで樟脳のような香りがします。免疫刺激作用だけでなく、抗菌・抗ウイルス作用もあります。

 

・シナモン・カッシア

シナモンスティックの香りです。免疫刺激作用だけでなく、抗菌・抗ウイルス作用もあります。

 

・タイム・サツレオイデス

免疫調整作用だけでなく、抗菌作用もあります。

 

・タイム・チモール

キリッとした清々しい香りがします。免疫調整作用だけでなく、抗菌・抗ウイルス作用もあります。タイムの中で一番殺菌力が高いです。

 

・タイム・ツヤノール

免疫促進作用だけでなく、抗菌・抗ウイルス作用もあります。

 

・ティートリー

スーッとする冷たい香りです。免疫促進作用だけでなく高い抗菌・抗ウイルス作用を持ちます。

 

・パルマローザ

バラに似た香りの精油です。免疫刺激作用だけでなく、抗菌作用も持ちます。

 

・フランキンセンス

お香を思わせるスモーキーな香りです。免疫促進作用以外に、落ち込みを改善する作用があります。

 

・ユーカリ・ラジアータ

ティートリーやミント系の香りです。免疫調整作用以外に、鼻水や痰をとる作用があります。抗菌・抗ウイルス作用もあるので、風邪や花粉症によく使われる精油です。

 

・ラヴィンツァラ(ラベンサラ)

スパイシーながらも甘さのある香りです。免疫調整作用の他に鼻水・痰を取る作用、抗ウイルス作用があるため、風邪などに使われます。

 

・ラベンダー

甘くフローラルな香りです。免疫調整作用の他、皮膚組織再生作用を持ちます。

 

・スパイクラベンダー

ラベンダーに樟脳を足した香りです。免疫刺激作用の他、鼻水や痰を取る作用、抗真菌・抗ウイルス作用があるため、副鼻腔炎や気管支炎に使われます。

 

・レモングラス

青臭いレモンの香りの精油です。免疫調整作用を持ちます。

 

・ローズウッド

バラに似た香りがします。免疫調整作用の他、抗菌・抗ウイルス作用を持つ精油です。

 

・ローズマリー・シネオール

ユーカリに似た香りです。免疫調整作用の他、鼻水や痰を取る作用、抗感染作用を持ちます。

 

アロマトリートメントにいい精油と組み合わせ

※ホホバオイルなどに、精油を0.5~1%になるよう混ぜて肌に塗ってください。1滴はおよそ0.05mlです。

・スパイクラベンダー×ティートリー

香りが合い、ニキビに効きます。

 

・ローズウッド×パルマローザ

バラを思わせる香りで、シワ、しみに効きます。

 

エアフレッシュナーにいい精油と組み合わせ

※無水エタノール5mlに精油10滴を溶かし精製水で50mlにするとエアフレッシュナーができます。

 

・ユーカリ×ラヴィンツァラ

香りが合います。抗ウイルス・抗菌作用が高いので、風邪予防におすすめです。

 

・タイム・チモール×ラベンダー

香りが合います。タイム・チモールの強い抗菌・抗ウイルス作用とラベンダーの免疫調整作用が風邪予防に効くでしょう。

 

バスソルトに良い精油と組み合わせ

※アロマバスソルトは天然塩大さじ3に精油5滴をよく混ぜて作ります。

 

・レモングラス×ローズマリー

香りが合います。体を温め、血行をよくする組み合わせです。

 

まとめ

免疫力を整える精油とその使い方をまとめました。ブレンド例も紹介しましたが、ティッシュなどにつけて1種類香らせるだけでも、十分効果を得ることができます。無理のない範囲で生活に取り入れてみてください。



食事を抜くなら断然夜!胃腸を休めて健康になろう!




食事を抜くなら断然夜!胃腸を休めて健康になろう!

ダイエットのために食事を抜くとしたら、朝と夜、どっちを抜くべきなのでしょうか。

 

答えは、断然、夜です。朝に食事を抜くのは、デメリットこそあれど、メリットはありません。しかし、夜に食事を抜くと、驚くほどのメリットがあるのです。

 

朝はどうしてもエネルギーが必要

朝一番は、体温を上げるために、そして朝からの活動エネルギーを補充するために、できることならカロリーが必要です。

 

それほどたくさん食べる必要はなく、お粥1杯だけでもまったく構いません。それでも、朝は、食事を抜くよりは食べたほうが断然いい時間帯です。

 

夜はあまりエネルギーがいらない

対して、夜は食事を抜いたとしても、眠るだけなので、さほどエネルギー補充がいりません。したがって、カロリーをとる必要があまりないのです。

 

また、夜に食事を抜くと、眠る時間をはさむため、長時間断食することになります。実は、これがとてもよい効果を示します。以下に、その効果をくわしく書きましょう。

 

胃腸は休みを欲している

1日3食だと、胃腸が空になる時間が少ないです。したがって休む暇がなく、胃腸に疲れがたまリます。

 

胃腸に負担の少ない食事回数は、本来は1日2回ほどです。昔の日本人やヨーロッパの人々は、よほどの肉体労働でない限り、1日2食でした。

 

胃腸を休ませると内壁が掃除されて元気になる

胃腸は、空になって休む時間が取れると、自らの掃除を始める臓器です。

胃は、空になると、内壁の凹凸にたまった食べ物のカスを、自分で動いて掃除し始めます(この時にお腹が鳴るのです)。小腸も勝手に動いて、絨毛の間にたまった食べ物のカスを掃除し始めます。

 

夕飯を抜くと、だいたい15~16時間断食することになります。この時間で、胃腸は自分の内壁の掃除をよく行えるのです。

 

これが、胃腸を休ませると胃腸が元気になる理由になります。

胃腸が元気になるとミネラル・ビタミンの吸収が良くなる

胃腸が元気になる、イコール、胃腸内壁がきれいになる、なので、栄養の吸収がよくなります。

 

脂肪や炭水化物の吸収も、多少よくなってしまうのですが、それ以上に、ミネラルやビタミンの吸収率がよくなることの恩恵が大きいです。これまで食材やサプリで補充していても、吸収できなかった栄養素が吸収できるようになります

 

ミネラル・ビタミンの吸収が良くなると体が自然と元気になる

これまであまり吸収できていなかった、ミネラルやビタミンなどの栄養素が十分に吸収できるようになると、体が自然と元気になってきます。



貧血などもだんだん治ってきますし、冷えや不定愁訴が軽減されることもあります。肌への栄養も十分供給されていきます。

 

やせ過ぎでなければ1週間夕飯抜きを続けるとよい

1回夕飯を抜くだけでも、胃腸はずいぶん休まります。

 

ですが、徹底的に胃腸の大掃除をしたいのだったら、1週間連続で夕飯抜きをするといいでしょう。摂取カロリーが抑えられてダイエットにもいいですし、胃腸がすこぶる元気になります。

 

ただ、夕飯を抜く時でも、カフェインやカロリーを含まない水分はきちんととるようにしてください。脱水に陥ると大変に危険です。

生活習慣病予防士でもある院長のツノダです。低体温や不定愁訴は食事や運動でかなり改善できます。ネットの知識より対面で相談を!

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玄米は免疫を上げる最強?の食べ物だと思います。




どうしても玄米ご飯でないとだめ?胃腸にやさしい玄米のとり方

玄米は白米に比べて、非常に各種栄養素や食物繊維が豊富です。けれど、玄米を普通に炊いて食べると、実は体にかなり負担をかけます。

 

どうしても、玄米ご飯でなければならないのでしょうか?この記事では、玄米が体に負担をかける原因と、玄米が持つ栄養素をなんとかして負担なく食べる方法をまとめました。

 

玄米ご飯は胃腸に負担がかかる

玄米は、ヌカ部分(外皮や胚芽)がとにかく強固で、消化しにくいです。よく噛んで食べることが必須ですが、それても胃腸があまり強くない人が食べると、お腹を壊すもとになります。

 

玄米の豊富な栄養素も、普通に炊くだけだと、胃腸は十分に吸収できないのです。

 

解決法①発芽玄米を使う

玄米は、発芽すると、胚芽や外皮の部分が酵素である程度分解され、全体的にやわらかくなります。よって、ある程度、消化によくなるのです。

 

発芽玄米は、やわらかいので、炊飯器で白米と同じように炊けるのも利点の1つですね。

 

解決法②玄米粥を食べる

玄米を生から炊いて、トロトロにした玄米粥を食べるのも1つの方法です。これなら玄米の栄養を捨てることなく、玄米ご飯よりは消化によい形で体に取り入れることができます。

 

ただ、炊くのが、かなり手間です。鍋で炊くと3時間浸水&40分炊飯、炊飯器のおかゆモードで炊くのでも4時間ほど浸水時間がいります。

 

解決法③五分づき米を炊く

5分づき米とは、白米と玄米の中間程度に精米したお米です。炊飯器では白米の設定で炊けます。

玄米ほど外皮の部分の栄養はありませんが、手軽に炊けることと、玄米ご飯よりも消化によいことが利点ですね。

 

ただ、保温を続けていると、玄米ご飯と同様ヌカ臭くなるので、おひつなどに早く移す必要があります。

 

解決法④胚芽米を炊く

胚芽米とは、玄米から精米で外皮をすべてとって、芽になる部分の胚芽のみを残したお米です。5分づき米でもお腹を壊す場合だと、胚芽米を食べることを考えたほうがいいでしょう。

 

胚芽米は、5分づき米や玄米には流石に劣りますが、胚芽部分にたっぷりと栄養素や食物繊維を含んでいます。また、5分づき米と同じように、炊飯器で白米の設定で炊けます。

 

欠点があるとすれば、炊いてから少し常温でおいておくと、すぐ黄色っぽくなってしまうことでしょうか。温度管理が大切です。

 

解決法⑤玄米を圧力鍋で炊く

いろいろな事情で、どうしても玄米ご飯でないとだめ!という人は、人類の叡智の結晶を使いましょう。圧力鍋を使うと、炊飯器やただの鍋で炊くより、玄米はふっくらもっちりと炊きあがります。

 

圧力鍋を使えば、実質30分強で玄米ご飯が炊きあがります(ただし、その前の浸水時間は6~7時間ほど必要です)。食感よく炊きあがるので、普通に炊くよりは消化にもいいでしょう。

 

自分の胃腸と相談して自分にあった玄米の取り入れ方を

玄米は栄養豊富ですが、その栄養を吸収できないのでは元も子もありません。上に挙げた方法から、自分の胃腸やライフスタイルにあった玄米の取り入れ方を選んで、できる範囲から実行してみてください。



冷え性解消は紅茶がおすすめです。




生姜紅茶以外にも!4選 温活紅茶

温活といえば、生姜紅茶です。しかし、紅茶自体、温める性質のお茶であるため、温活に役立つ紅茶は、生姜紅茶以外にもたくさんあります。

 

ここでは、体を温めるのに役立つ紅茶と、その作り方を4種類紹介いたします。体調に合わせて、気に入った紅茶を取り入れてみてください。

 

顔色が悪いときに!紅花バラ紅茶

紅花といえば油のイメージが強いですが、実は体を温め、血行を良くする生薬の1つです。ハーブとしてはサフラワーと呼ばれています。

 

また、薬膳では体の巡り(気の巡り)がよくなると、血の巡りがよくなるのを助けてくれるとされるのですが、バラは気と血の巡りをよくする生薬であり、顔色を明るくするとされています。

 

今回使う紅花もバラのつぼみも、Amazonや楽天、中華食品店で買える商品です。

 

【材料】

・紅花ひとつまみ

・バラのつぼみ(玫瑰花、ローズバッツ)3つ

・水400ml

・紅茶3g

 

【作り方】

・紅花とバラのつぼみを水400mlと一緒に鍋に入れ、10分間漬けておく

・鍋に火をつけて沸騰させ、煮立ったらとろ火で10分煎じる

・ポットに紅茶を入れ、煎じた液を紅花・バラのつぼみごとポットに注ぐ

・3分蒸らしたら、濾しながらカップに注いでできあがり

 

ストレスが溜まっているときに!陳皮紅茶

陳皮とは、みかんの皮を干して長期間保存したものです。体を温め、胸のもやもやを散らす効果がある生薬とされます。

 

陳皮もAmazon、楽天、中華食品店で購入できる商品です。みかんの皮を干す手間が苦でないなら、自分で作ってもいいでしょう。

 

【材料】

・陳皮5g

・紅茶3g

・水400ml

 

【作り方】

・陳皮を荒く砕く

・陳皮と水を鍋に入れて10~20分浸す

・鍋に火をつけて沸騰させ、とろ火で10分煎じて陳皮を濾す

・煎じ液をポットの紅茶に注いで3分蒸らす

・濾しながらカップに注いでできあがり

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血行が悪いときに!桂枝紅茶

桂枝(シナモン)は体をよく温め、全身の血行を良くしてくれる生薬です。シナモンはパウダーとスティックがあり、パウダーのほうが最後に振り入れるだけなのでお手軽です。しかし、スティックを煮出して作る桂枝紅茶の方が香り高いので、そちらの作り方を紹介します。

 

【材料】

・シナモンスティック1/2本

・紅茶3g

・水400ml

 

【作り方】

・シナモンスティックを4つ割りにする

・鍋に水とシナモンを入れ、一度煮立たせてからとろ火で10分間煎じる

・煎じた液をシナモンごと紅茶が入ったポットに入れ、3分蒸らす

・濾しながらカップに注いでできあがり

 

とにかくガッツリ温めたいときに!黒糖マサラティー

複数の生薬(スパイス)を使って作る紅茶です。具体的に言うと、クローブ、カルダモン、シナモンを使って作ります。

 

クローブには腹部を温める効果があり、カルダモンは胃を温めて気の巡りを良くする効果があります。また、黒糖には体を温めて血行を良くする効果があります。

 

どのスパイスも、パウダーを使うと、最後に振り入れるだけで済むのでお手軽です。しかし、粒のままのスパイスを煮出すほうがやはり香り高いので、煮出す方法をここでは紹介します。

 

【材料】

・カルダモン3粒

・クローブ2粒

・シナモンスティック1/2本

・水200ml

・牛乳200ml

・紅茶3g

・黒砂糖適量

 

【作り方】

・カルダモンはさやを破って黒い中身を出す

・シナモンスティックは4つ割りにする

・鍋に水を入れ、カルダモンのさやと黒い中身、クローブ、シナモンスティックを入れる

・1度煮立たせ、とろ火で10分煎じる

・紅茶を鍋に入れて5分煎じる

・牛乳を鍋に入れて泡が立たない程度に温める

・鍋の中身をすべて濾してカップに注ぎ、好みの量の黒砂糖を加えてできあがり

 

ここで紹介したのは、主に紅茶を使った薬膳茶に近いものです。薬膳茶は奥が深いので、紅茶を使ったものはもっとたくさんあります。専門書を1冊手に入れると世界が広がるでしょう。

 

ただ、使う材料に手に入りにくいものが多いので、Amazon・楽天・ハーブ専門店頼りになるかと思います。ただ、材料を選ぶのもまた1つの楽しみです。



十分な血流は十分な血液から!血を作る薬膳3種類




十分な血流は十分な血液から!血を作る薬膳3種類

院長のツノダです。

私は生活習慣病予防士でもありますので

食の大切さを

日々意識して生活しています。

入院手術は一度もありません

健康を維持してるのは

食事がまず第一です。

本日は血流がよくなるレシピを

紹介いたします。

 

あなたの血流は十分ですか?

 

血流が不十分だと、体中に十分な酸素も栄養も運ばれません。よって、だんだんと体が不調になってしまいます。

 

十分な血流に必要なことの1つは、十分な量の血の確保です。薬膳では、十分な血は十分な体力(気)から生まれると考えられています。

 

この記事では、十分な気と血を補う薬膳を3つ紹介します。

 

牛肉のカラフル炒め

【材料】

・ピーマン1個

・黄パプリカ1個

・あさつき1束

・牛肉薄切り200g

・ごま油大さじ1

・枸杞の実大さじ2

・しょうゆ大さじ2

・きび砂糖小さじ2

 

ピーマン、パプリカ、あさつきは気を補う作用があります。牛肉とごま油は気と血の両方を補う作用があります。枸杞の実は血を補う生薬です。

 

また、十分に気が巡らないと、十分に血が巡らないと薬膳では考えるのですが、ピーマンとパプリカは気を巡らせる働きも持っています。

 

【作り方】

・枸杞の実を水洗いしておく

・ピーマンとパプリカを乱切りにする

・あさつきを5cm幅に切る

・熱したフライパンにごま油を引き、牛肉を炒める

・ピーマンとパプリカも加えて更に炒める

・ある程度火が通ったら、あさつき、枸杞の実、醤油、砂糖を入れて炒め合わせる

・すべてに火が通ったら完成

 

鶏レバーと玉ねぎの赤ワイン煮

【材料】

・鶏レバー600g

・玉ねぎ1/2個

・赤ワイン200ml

・醤油大さじ3

・蜂蜜大さじ3

・生姜2かけ

 

蜂蜜と生姜は体力を補い、消化を促進して栄養吸収をよくしてくれます。鶏レバーはおおいに血を補う食材です。赤ワインと玉ねぎは気と血を巡らせる効果があり、鶏レバーで補った血を巡らせます。

 

【作り方】

・レバーは一口大に切って脂肪と血玉を取り除き、よく水洗いする

・玉ねぎはくし切りにする

・生姜はみじん切りにする

・鍋に赤ワイン、醤油、蜂蜜を入れ、レバーを入れて生姜と玉ねぎを散らす

・鍋を火にかけ、ひと煮立ちしたら中火にする

・時々混ぜながら煮汁が少し残る程度に煮詰め、完成

 

干しぶどう入り牛肉肉じゃが

【材料】

・じゃがいも中4つ

・牛肉薄切り200g

・にんじん1/2個

・レーズン大さじ2

・玉ねぎ大1個

・酒大さじ5

・みりん大さじ5

・きび砂糖大さじ1と1/2

・しょうゆ大さじ5

じゃがいもは気を補う作用があります。牛肉は、上でも書いたように気と血を補う食材です。にんじんとレーズンは血を補う食材で、特にレーズンは気も補ってくれます。

 

血とはまったく関係ありませんが、レーズンはむくみをとるという嬉しい効果も持つ食材です。玉ねぎは、上に書いたように気と血の巡りをよくし、血行を促進してくれます。

 

【作り方】

・牛肉を食べやすい大きさに切る

・じゃがいもは皮をむき、一口大に切る

・にんじんは皮をむき、乱切りにする

・玉ねぎはくし切りにする

・鍋に調味料をすべて入れ、沸騰させる

・鍋に牛肉をすべて入れ、ほぐしながら火を通す

・火が通ったら牛肉を取り出す

・調味料が入った鍋にじゃがいも、玉ねぎ、にんじん、レーズンを入れて混ぜる

・煮崩れないよう、何度かそっと混ぜつつ15分ほど煮る

・牛肉を鍋に戻し、そっと混ぜ合わせて5分煮る

・火を止めて冷まして味を染み込ませたら完成

 

まとめ

気と血を補い、ある程度血行も促進する薬膳をまとめました。薬膳では、手に入りにくい食材を要求されることも多いです。ですが、この記事の薬膳は、すべてスーパーで手に入る食材で作れるよう配慮してあります。気軽に作ってみてください。



温活といえば、生姜紅茶です




温活といえば、生姜紅茶です

生姜紅茶以外にも!温活紅茶4選

 

温活といえば、生姜紅茶です。しかし、紅茶自体、温める性質のお茶であるため、温活に役立つ紅茶は、生姜紅茶以外にもたくさんあります。

 

ここでは、体を温めるのに役立つ紅茶と、その作り方を4種類紹介いたします。体調に合わせて、気に入った紅茶を取り入れてみてください。

 

顔色が悪いときに!紅花バラ紅茶

紅花といえば油のイメージが強いですが、実は体を温め、血行を良くする生薬の1つです。ハーブとしてはサフラワーと呼ばれています。

 

また、薬膳では体の巡り(気の巡り)がよくなると、血の巡りがよくなるのを助けてくれるとされるのですが、バラは気と血の巡りをよくする生薬であり、顔色を明るくするとされています。

 

今回使う紅花もバラのつぼみも、Amazonや楽天、中華食品店で買える商品です。

 

【材料】

・紅花ひとつまみ

・バラのつぼみ(玫瑰花、ローズバッツ)3つ

・水400ml

・紅茶3g

 

【作り方】

・紅花とバラのつぼみを水400mlと一緒に鍋に入れ、10分間漬けておく

・鍋に火をつけて沸騰させ、煮立ったらとろ火で10分煎じる

・ポットに紅茶を入れ、煎じた液を紅花・バラのつぼみごとポットに注ぐ

・3分蒸らしたら、濾しながらカップに注いでできあがり

 

ストレスが溜まっているときに!陳皮紅茶

陳皮とは、みかんの皮を干して長期間保存したものです。体を温め、胸のもやもやを散らす効果がある生薬とされます。

 

陳皮もAmazon、楽天、中華食品店で購入できる商品です。みかんの皮を干す手間が苦でないなら、自分で作ってもいいでしょう。

 

【材料】

・陳皮5g

・紅茶3g

・水400ml

 

【作り方】

・陳皮を荒く砕く

・陳皮と水を鍋に入れて10~20分浸す

・鍋に火をつけて沸騰させ、とろ火で10分煎じて陳皮を濾す

・煎じ液をポットの紅茶に注いで3分蒸らす

・濾しながらカップに注いでできあがり

血行が悪いときに!桂枝紅茶

桂枝(シナモン)は体をよく温め、全身の血行を良くしてくれる生薬です。シナモンはパウダーとスティックがあり、パウダーのほうが最後に振り入れるだけなのでお手軽です。しかし、スティックを煮出して作る桂枝紅茶の方が香り高いので、そちらの作り方を紹介します。

 

【材料】

・シナモンスティック1/2本

・紅茶3g

・水400ml

 

【作り方】

・シナモンスティックを4つ割りにする

・鍋に水とシナモンを入れ、一度煮立たせてからとろ火で10分間煎じる

・煎じた液をシナモンごと紅茶が入ったポットに入れ、3分蒸らす

・濾しながらカップに注いでできあがり

 

とにかくガッツリ温めたいときに!黒糖マサラティー

複数の生薬(スパイス)を使って作る紅茶です。具体的に言うと、クローブ、カルダモン、シナモンを使って作ります。

 

クローブには腹部を温める効果があり、カルダモンは胃を温めて気の巡りを良くする効果があります。また、黒糖には体を温めて血行を良くする効果があります。

 

どのスパイスも、パウダーを使うと、最後に振り入れるだけで済むのでお手軽です。しかし、粒のままのスパイスを煮出すほうがやはり香り高いので、煮出す方法をここでは紹介します。

 

【材料】

・カルダモン3粒

・クローブ2粒

・シナモンスティック1/2本

・水200ml

・牛乳200ml

・紅茶3g

・黒砂糖適量

 

【作り方】

・カルダモンはさやを破って黒い中身を出す

・シナモンスティックは4つ割りにする

・鍋に水を入れ、カルダモンのさやと黒い中身、クローブ、シナモンスティックを入れる

・1度煮立たせ、とろ火で10分煎じる

・紅茶を鍋に入れて5分煎じる

・牛乳を鍋に入れて泡が立たない程度に温める

・鍋の中身をすべて濾してカップに注ぎ、好みの量の黒砂糖を加えてできあがり

 

ここで紹介したのは、主に紅茶を使った薬膳茶に近いものです。薬膳茶は奥が深いので、紅茶を使ったものはもっとたくさんあります。専門書を1冊手に入れると世界が広がるでしょう。

 

ただ、使う材料に手に入りにくいものが多いので、Amazon・楽天・ハーブ専門店頼りになるかと思います。ただ、材料を選ぶのもまた1つの楽しみです。

湘南自然療法院 院長 ツノダシゲル



免疫力を上げる食品




ピクルスVSぬか漬け、腸内環境にいいのは果たしてどっち?

この記事では、ぬか漬けの効能についてと、意外に奥深いピクルスの種類・効能・作り方について説明していきます。

 

ぬか漬けは腸内環境にいい、けれどピクルスは……?

結論から言うと、ぬか漬けは腸内環境にとてもいいです。漬物の乳酸菌は、濃い塩分濃度という過酷な環境で生き残っているため、腸で生きるチカラが強い傾向にあり、腸内環境を改善しやすい乳酸菌であると言えます。

 

では、ピクルスはどうなのでしょうか?実はピクルスの種類によって、腸内環境への効果が変わってきます。それをこれからご説明しましょう。

 

ピクルスには2種類ある

ピクルスの作り方には2種類あります。

 

1つは調味したお酢で漬けたもの(酢漬けピクルス)、もう1つは3%の塩水に野菜を漬けて、野菜表面の乳酸菌だけ増やして発酵させて、酸っぱくしたもの(乳酸菌発酵ピクルス)です。

 

乳酸菌発酵ピクルスはぬか漬けと同じくらい腸内環境にいい

乳酸菌発酵ピクルスの乳酸菌は、塩で漬けた漬物の乳酸菌と言えます。そのため、乳酸菌発酵ピクルスの乳酸菌は腸で生きるチカラが強い傾向にあり、ぬか漬けと同じくらい腸内環境によいと言えるのです。

 

カンタン乳酸菌発酵ピクルスの作り方

乳酸発酵ピクルスは、漬けるのに少し時間がかかりますが、ぬか漬けよりも作るのがカンタンです。以下に乳酸発酵ピクルスの作り方を書いていきますね。

 

【材料】

・キュウリ5本

・にんじん1本

・パプリカ1個

・ディル少々

・にんにく一片(あれば)

・ローリエ1枚(あれば)

・鷹の爪1本(あれば)

・1.5L程度のフタ付き容器

・3%食塩水1L以上(塩30g以上、水1L以上)

野菜と食塩水さえあれば、乳酸菌の発酵はできます。ですが、ディルだけは入れたほうがおいしいです。キュウリととても風味が合います。

 

【作り方】

・容器を熱湯かエタノールで消毒しておく

・水を鍋で沸騰させ、塩・ローリエ・にんにく・鷹の爪を混ぜて冷ましておく

・野菜類をざっと洗い、食べやすい大きさに切る

・切った野菜類を容器に詰め込む

・十分に冷ました食塩水を容器の中に入れる

・野菜類がすべて食塩水に浸るよう微調整する。どうしても浸らないようなら消毒した皿などを落としぶたとして入れる

・発酵すると二酸化炭素の泡が出るので、フタを少しゆるめて放置しておく

・夏場は3~7日、冬場は7~14日ほど置いて、汁が白濁してくればできあがり

 

酢漬けピクルスにも効能はある

ここまで書くと、酢漬けピクルスの方には特に効能がないように思えてしまいますが、実はちゃんと効能があります。

 

たとえ乳酸菌がなくても、食物繊維をとることはそれだけで腸内環境に好影響です。

 

また、酢漬けピクルスには名前の通りお酢を使うわけですが、薬膳的に見て、お酢には血行を良くして古い血液を流し去る効果があるとされています。

 

酢漬けピクルスは、糠漬けほど腸内環境改善に効果はありませんが、体の血流改善には効果があるのです。

 

血流が改善することで改善する症状は、たくさんあります。酢漬けピクルスは、別の方面から見れば、健康にとても良い漬物だと言えるでしょう。