温活といえば、生姜紅茶です




温活といえば、生姜紅茶です

生姜紅茶以外にも!温活紅茶4選

 

温活といえば、生姜紅茶です。しかし、紅茶自体、温める性質のお茶であるため、温活に役立つ紅茶は、生姜紅茶以外にもたくさんあります。

 

ここでは、体を温めるのに役立つ紅茶と、その作り方を4種類紹介いたします。体調に合わせて、気に入った紅茶を取り入れてみてください。

 

顔色が悪いときに!紅花バラ紅茶

紅花といえば油のイメージが強いですが、実は体を温め、血行を良くする生薬の1つです。ハーブとしてはサフラワーと呼ばれています。

 

また、薬膳では体の巡り(気の巡り)がよくなると、血の巡りがよくなるのを助けてくれるとされるのですが、バラは気と血の巡りをよくする生薬であり、顔色を明るくするとされています。

 

今回使う紅花もバラのつぼみも、Amazonや楽天、中華食品店で買える商品です。

 

【材料】

・紅花ひとつまみ

・バラのつぼみ(玫瑰花、ローズバッツ)3つ

・水400ml

・紅茶3g

 

【作り方】

・紅花とバラのつぼみを水400mlと一緒に鍋に入れ、10分間漬けておく

・鍋に火をつけて沸騰させ、煮立ったらとろ火で10分煎じる

・ポットに紅茶を入れ、煎じた液を紅花・バラのつぼみごとポットに注ぐ

・3分蒸らしたら、濾しながらカップに注いでできあがり

 

ストレスが溜まっているときに!陳皮紅茶

陳皮とは、みかんの皮を干して長期間保存したものです。体を温め、胸のもやもやを散らす効果がある生薬とされます。

 

陳皮もAmazon、楽天、中華食品店で購入できる商品です。みかんの皮を干す手間が苦でないなら、自分で作ってもいいでしょう。

 

【材料】

・陳皮5g

・紅茶3g

・水400ml

 

【作り方】

・陳皮を荒く砕く

・陳皮と水を鍋に入れて10~20分浸す

・鍋に火をつけて沸騰させ、とろ火で10分煎じて陳皮を濾す

・煎じ液をポットの紅茶に注いで3分蒸らす

・濾しながらカップに注いでできあがり

血行が悪いときに!桂枝紅茶

桂枝(シナモン)は体をよく温め、全身の血行を良くしてくれる生薬です。シナモンはパウダーとスティックがあり、パウダーのほうが最後に振り入れるだけなのでお手軽です。しかし、スティックを煮出して作る桂枝紅茶の方が香り高いので、そちらの作り方を紹介します。

 

【材料】

・シナモンスティック1/2本

・紅茶3g

・水400ml

 

【作り方】

・シナモンスティックを4つ割りにする

・鍋に水とシナモンを入れ、一度煮立たせてからとろ火で10分間煎じる

・煎じた液をシナモンごと紅茶が入ったポットに入れ、3分蒸らす

・濾しながらカップに注いでできあがり

 

とにかくガッツリ温めたいときに!黒糖マサラティー

複数の生薬(スパイス)を使って作る紅茶です。具体的に言うと、クローブ、カルダモン、シナモンを使って作ります。

 

クローブには腹部を温める効果があり、カルダモンは胃を温めて気の巡りを良くする効果があります。また、黒糖には体を温めて血行を良くする効果があります。

 

どのスパイスも、パウダーを使うと、最後に振り入れるだけで済むのでお手軽です。しかし、粒のままのスパイスを煮出すほうがやはり香り高いので、煮出す方法をここでは紹介します。

 

【材料】

・カルダモン3粒

・クローブ2粒

・シナモンスティック1/2本

・水200ml

・牛乳200ml

・紅茶3g

・黒砂糖適量

 

【作り方】

・カルダモンはさやを破って黒い中身を出す

・シナモンスティックは4つ割りにする

・鍋に水を入れ、カルダモンのさやと黒い中身、クローブ、シナモンスティックを入れる

・1度煮立たせ、とろ火で10分煎じる

・紅茶を鍋に入れて5分煎じる

・牛乳を鍋に入れて泡が立たない程度に温める

・鍋の中身をすべて濾してカップに注ぎ、好みの量の黒砂糖を加えてできあがり

 

ここで紹介したのは、主に紅茶を使った薬膳茶に近いものです。薬膳茶は奥が深いので、紅茶を使ったものはもっとたくさんあります。専門書を1冊手に入れると世界が広がるでしょう。

 

ただ、使う材料に手に入りにくいものが多いので、Amazon・楽天・ハーブ専門店頼りになるかと思います。ただ、材料を選ぶのもまた1つの楽しみです。

湘南自然療法院 院長 ツノダシゲル