セルフヒーリングを始めると、「手はどこに置けばよいですか」「12か所すべて行わないといけませんか」と迷う方がいます。
レイキの基本12ポジションは、頭部、身体の前面、背面へ順に手を当てるための目安です。ただし、身体を強く押したり、毎回すべての位置を完全に行ったりするための規則ではありません。
今回は、12ポジションの位置づけと、初心者が無理なくセルフヒーリングを行うための手の置き方を整理します。
レイキの12ポジションとは
NPO法人日本レイキ協会の公開資料では、西洋式(林式)の基本12ポジションを、頭部4か所、前面4か所、背面4か所の順で行う方法として紹介しています。
初心者にとって12ポジションの利点は、どこへ手を置くか迷いにくく、全身へ順番に注意を向けられることです。一方、流派によって位置の呼び方、順番、一か所に置く時間は異なります。
12ポジションだけが唯一の正しい方法という意味ではありません。まずは自分が学んだ講座や系統の方法を基準にしてください。
頭部の4ポジション
| 位置の目安 | 安全な置き方 |
|---|---|
| 目・額の周辺 | 目を押さえず、額や目の上をやさしく覆う |
| こめかみ・耳の周辺 | 左右から軽く添え、頭を挟み込まない |
| 後頭部 | 首を反らさず、片手ずつでもよい |
| 首・喉の周辺 | 喉を圧迫せず、鎖骨付近や首の横へ軽く添える |
腕や肩が疲れる場合は、肘の下へクッションを入れます。目や喉へ直接圧力をかけず、呼吸しやすい姿勢を優先してください。
身体前面の4ポジション
前面は、胸の上部、みぞおち、腹部、下腹部・骨盤周辺を目安にします。臓器を診断したり治療したりするための位置ではなく、身体へ順番に手を当てるための目安です。
- 胸の上部:呼吸を妨げない位置へ軽く置く
- みぞおち周辺:苦しければ少し位置をずらす
- 腹部:両手を重ねるか、上下に並べる
- 下腹部・骨盤周辺:衣服の上から、抵抗のない範囲に置く
食後すぐや、手術後、痛みの強い場所などは無理に触れません。必要な医療上の指示がある場合は、そちらを優先します。
背面の4ポジション
自分の背中へ手を回すと、肩や腰へ負担がかかることがあります。届く範囲だけで構いません。
- 肩甲骨の周辺
- 背中の中央
- 腰の周辺
- 仙骨の周辺
手が届きにくい場合は、身体の横や腹部へ置き換えてもよいでしょう。形を守るために関節を痛めては意味がありません。
一か所に何分置けばよいのか
公開されている基本手順では、一か所2~5分程度が一般的な目安とされています。しかし、時間を厳密に計る必要はありません。
12か所を各3分行うと36分になります。最初から長時間を目標にせず、次のように調整できます。
- 時間がある日:頭部・前面・背面を一通り行う
- 短い日:頭部、胸、腹部の3~4か所に絞る
- 疲れている日:一か所だけ3分ほど手を当てる
「全部できなかったから失敗」と考えず、無理のない時間で続けてください。
12ポジションで大切な五つの注意点
- 押さない:レイキは強い圧を加える施術ではありません。
- 痛みを我慢しない:腕、肩、腰がつらければ位置や姿勢を変えます。
- 感覚を作ろうとしない:温かさを感じなくても、良し悪しを決めません。
- 医療の代わりにしない:症状や負傷は医療機関など適切な専門家へ相談します。
- 他者には同意を得る:胸部、腹部、骨盤周辺などへ触れる場合は、事前説明と明確な同意が必要です。
基本手順と組み合わせて学ぶ
姿勢、呼吸、合掌から始める全体の流れは、レイキのセルフヒーリングとは?初心者が毎日続ける基本手順で解説しています。
始める前に呼吸を整えたい方は、レイキ呼吸法とは?初心者が3分で行う整え方もご覧ください。
レイキを基礎から学びたい方へ
手の位置だけでなく、セルフヒーリング、他者への手当て、呼吸法、五戒を段階的に学びたい方は、臼井レイキLEVEL1~3をご確認ください。
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